田渕竜也

ぼくらの『ネオ・ヴィジュアル系』世代 特別編 最近のYoshikiってギャグを連発してないか?

関西ではおなじみ『吉本新喜劇』

 みなさんは吉本新喜劇をご存知だろうか?関西圏に住んでいる方ならご存知の通り、土曜お昼にMBS(毎日放送)で放送されている喜劇番組で関西では週末の夕方のサザエさんと同じぐらい、お昼の恒例の習慣ともなっている。吉本新喜劇は関西ローカル番組として放送されている。

その劇の特徴は
・ 新喜劇各座員に固定された「持ちネタ」を利用した様式美的なストーリー
・ 新喜劇各座員登場する一発ギャグ。そしてそのギャグの受け答えとしてギャグに合わせて他の座員もこける。
・ 決まって現れる借金取りなどである。

 物語の大筋は話の中心となる男性とヒロインがはじめ結婚や付き合うことを反対されながらも周りのぼけを織り交ぜつつ『闇金ウシジマくん』からのイメージを正反対を行く奇抜なやくざが借金の取り立て、地上げなどを織り交ぜた劇が物語が様式美として完成され、ギャグや物語に「またこれか」っていう、展開をみて関西人はその物語の「様式美」に安心し、子どもから大人へとなっていくのである。

正直メッチャつまらないMステウルトラスペシャル

 話は先日の話になる。Mステのウルトラスペシャルの特番を観ていたときのことである。この番組ずっと「元気が出る曲ランキング」とかいうアホみたいな企画が10時間をまたいでやっていた。私の個人的な一位はVillage Peopleの『Macho Man』だったのだがランク外だった。まぁそれは置いといて。そしてその最後の方に「元気が出る曲ランキング」一位をとったB’zが『ウルトラソウル』をやって盛り上げた。
 しかしその番組の大トリはYoshikiであった。そこで披露したのはオーケストラを引き連れたYoshikiのピアノの演奏であった。いやちょっと待てよ、第一、「元気が出るランキング」でB’zが『ウルトラソウル』で盛り上げた後に『Foever love』かよってバラードって…。そもそもXjapanの曲で元気なんかでねぇよ。さすがに吉本新喜劇ばりにずっこけた。たしかに最近のYoshikiでは首の手術の影響で激しいパフォーマンスはできないと言っている。
 それはいいとして、もっとも気になったのはそのバックに映る映像である。映る映像はHIDEの出棺の映像、YoshikiとToshiと抱き合うシーン、首にコルセットを巻いて一心不乱にドラムを叩くYoshiki。もはやこれらの映像ってXjapanの再結成以降、いつも流れる映像と演出なのである。もはや「様式美」である。

ギャグを連発する側、ずっこけるファンたち

 正直、もうYoshikiが登場するだけでで大体そのあとのステージの内容は予想がつくようになった。いつもHideの死をステージと最近ではTaijiの映像。そして倒れるYoshiki。「その演出もういいよ」っていうのがファンの正直な意見ではないだろうか?それともある意味ではファンがそれを期待しているのか?Xファンで曲のギターとベースをコピーもしていた筆者から言わせてもらうと、もはやそれはまるで週末のお昼の吉本新喜劇を観る関西人と同じ感覚ではないだろうか?言ってしまえばYoshikiのギャグを待っている状態。そしてファンが「またか」と思いずっこける。
第一、Xjapanの新作アルバム出すっていつだすんだよ状態だし、いつも手術、入院だしメディアに登場しても昔の映像ばっかりだし、なんだかYoshikiはGenkingみたいになっていくし、もうXjapanの再結成以降、そのバンド活動の歴史をみせることが「様式美化」していっていると思うのである。その「様式美」が吉本新喜劇なのである。全てがおきまりでいつもファンを落胆させ、ずっこけさせられる。

もう成仏させてやってください

結局、なにが言いたいかって言うとそろそろYoshikiは「もうHIDEとTaijiは成仏させたらいいんじゃないか」と思う。ToshiはHome of heartと決別ができた。Pataは病気を治療できたし、Heathはマイペースバンド活動をやっている。ただYoshikiだけが近年のXjapanの「様式美」に取り憑かれている。YoshikiがHIDEとTaijiを成仏できてこそ本当のXjapanいやXとしての再結成だと思うのである。そうしないとYoshikiがなにかを発表する度に毎度「おきまり」としてファンはずっこけることになるのである。ファンはそのYoshikiのギャグをいつまでも待つことになるのである。その様はまるで吉本新喜劇を観ている関西人なのである。

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