田渕竜也

今年ブレイク必須!恐怖新聞健太郎さんについてもっと知ってもらいたい

今年は「怪談師ブームがくる」なんてTwitter上でほざいてみたが、あれやらこれやら思って過ごして行くうちに2018年ももう数ヶ月たってしまってた。天気予報の長期予報なんてほとんど当たらないんだから、どのブーム予測にしても当たれど八卦な世界である。そのぐらいどうってことない。予測が当たればどや顔できるぐらいか。ところでみなさんは恐怖新聞健太郎という人物をご存知だろうか?

2017年7月に関西テレビで放送された『怪談1グランプリ』にて香川県から彗星の如く現れた、マイク・タイソンの左フックぐらいあるインパクトで爪痕を残していった白塗り怪談師そしてデスメタルバンド『UNGODLY』のフロントマン。それが恐怖新聞健太郎さんだ。いろいろ大きく言うところもあるが今本当にアツい怪談師、デスメタルバンドのフロントマンということでみなさんに紹介していきたい。

ところでやっぱり白塗りに学ランのセットは最強だ。どんな業界でも異彩を放つことができるセットだし、どこか寺山修司のような文学性をにおわせることができる。そしてそこに怪談まで加わってブラックメタル系のデスメタルまで来たならもはやそれは「アングラ世界のハッピーセット」と言って良いだろう。そんで以前「白塗りバンド、案外ヒューマニスト説」という記事でもネタにしたが、一見怖そうに見えるこの「白塗り」には何故かどこか人が良さそうな気がしてしまう。

「舞台に上がる表現者よ、今こそ白塗りの時代だ」とでもまた言いたいそうな感じだが、メンヘラやらサブカルを掲げるバンドマンとか漫画家、イラストレーターなんかが増える昨今、今こそ地上に溢れた「自称サブカル」なんかより「アングラ文化」として「怪談」とデスメタル、白塗りに目を向けようではないか。

ではどんな人かこちらをどうぞ

見ての通り白塗りだ。パンダのようなコープスペイントに学ランで「アングラ文化のハッピーセット」だ。白塗りはキワモノ系?バカも休み休み言え、ずっと休みのニートにでもなってしまえ。
それではUngodlyのフロントマンにして香川県・うどん怪談師こと恐怖新聞健太郎さんについて紹介していこう。バンドも怪談も面白いので、見てみてください。

先ずはUngodlyからご紹介

まず目を引くのはバッドマンのジョーカーみたいな白塗りメイクをした健太郎さんも目立つが、それ以上に上半身裸のブラストビート連発する平成の力道山みたいな中年のようなドラマーが気になってしょうがない。ドラムのセットもエクストリーム系にしては数が少なくヘンタイ的だ。

音楽的にはメロディックなトレモロピッキングとかを用いたリフワークにメロディアスなフレーズと不協和音が折混ざったアルペジオなどから生粋のデスメタルというよりかはオーソドックスなEMPERORなどの北欧系ブラックメタルに近いと思う。

しかしオーソドックスなものこそが難しい。よくパスタ作るときの善し悪しはペペロンチーノの腕が一つの基準となっているということをよく言われている。だってペペロンチーノなんて具材はベーコン、塩、胡椒、オリーブオイル、にんにく、麺と至ってシンプルでオーソドックスな具材しかない。バンドでも同じである。オーソドックスなスタイルで如何に自分たちの味を出すかということがバンドマンの永遠の課題となっている。

Ungodlyも、ペペロンチーノみたいなバンドだなと。オーソドックな北欧系ブラック的デスメタルなスタイルをしっかりと恐怖新聞健太郎さんの白塗りコンセプトと半裸爆裂ドラマー、リッケンベーシストの三人組のキャラが合わさってしっかりとUngodlyとしてオリジナリティが完成されている。

怪談の方をご紹介

話の登場人物が二人だけだからすごく話の流れが分かりやすい。話し方もポイントだけ大声で大げさに言うのではなく、「なぁ、綺麗だろう」と聞かせるように要所を協調する表現で声を大体均一的にすることで全体的に話が聞きやすくなっているし、頭に入りやすい。

そんでこの話、怪談話というよりかは『世にも奇妙な物語』っぽさとかつて『48(仮)』という超ど級のクソゲームがあったのだが、それを彷彿とさせる呪術なのか単に気が狂っただけなのか怪奇現象なのか奇妙な感じで面白い話だ。

都合よく近所や親戚に謎の霊能力やらお祓いできる人が登場するパターンにはうんざりさせられるじゃないですか?だったら始めからそうしておけよみたいな話。しかしこの話はバッドエンドに繋がり奇妙な話として失踪という形で完結するところがいいよね。

そんなわけで恐怖新聞健太郎さん。今年の怪談界、アングラ界の台風の目になること間違い無し。しかしアングラ界のことなんで旋風を巻き起こすかはみなさんの動向次第。ちなみに健太郎さん、霊感とか自身の神秘体験の経験なんかは一切ないそうだ。むしろ奇妙話を集める話のコレクターみたいなものらしい。

それでは、また次回。

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