第3回コトダマン初心者講座『繋ぎ文字を制する者はコトダマンを制する?』
前回、「い」「う」「ん」という所謂『繋ぎ文字』が重要だという話をしました。今回はその『繋ぎ文字』をもう少し掘り下げていこうと思います。
『コトダマン』というゲームは、いかに『すごわざ』をコンスタントに発動させることができるかが非常に重要となってきます。そのためには、キャラクターによって違いはありますが、基本的に4文字以上のことばを作る必要があります。その最低条件である4文字のことばを簡単に作る方法が下記のようなパターンにはめることです。
『〇い〇い』『〇い〇う』『〇い〇ん』
『〇う〇い』『〇う〇う』『〇う〇ん』
『〇ん〇い』『〇ん〇う』『〇ん〇ん』
日本語はこの形の熟語が非常に多いので、このパターンさえ作ってしまうと、適当に文字を入れても結構な確率で4文字の熟語が完成します。これを理解していると語彙力をそれほど必要としません。当然、ないことばもあるので、そこはプレイしながら覚えていきましょう。もしかしたら、日本語学者の方でも「い」「う」「ん」をデッキに入れないという縛りプレイをしたら、結構苦しむことになるんじゃないでしょうかね。
ただ、適当に文字を入れても熟語になるとは言いましたが、流石に相性の悪い文字を入れてはどうしようもありません。文字の繋がりには相性があって、相性の良い文字を繋げていく必要があります。
例えば、「か」のキャラクターを使いたい場合を考えてみましょう。
まず、「い」「ん」と繋げると以下のようになります。
『かい〇い』『〇いかい』『かい〇う』
『かい〇ん』『〇いかん』『〇うかい』
『〇うかん』『かん〇い』『〇んかい』
『かん〇う』『かん〇ん』『〇んかん』
一方、「う」と繋げると以下のようになります。
『〇いかう』『かう〇い』『かう〇う』
『〇うかう』『かう〇ん』『〇んかう』
どちらが残りの1文字を入れて熟語を完成させやすいでしょうか?「か」は「い」「ん」とは相性が良いのですが、「う」と相性が悪いということになります。各繋ぎ文字と相性の良い文字をしっかり考えて、デッキを構築すると完成度の高いデッキに近づくのです。
一つ注目したいのが、「ん」という繋ぎ文字です。「ん」は「い」「う」と比較して、相性の良い文字が非常に多い万能型です。ただし、「ん」から始まることばはほとんどないので、多用するとコンボ数が伸びないという欠点があります。注意しましょう。
「い」「う」「ん」でパターンにはめるのが一番簡単なのですが、クエストによっては、ギミックの関係で、このパターンにはめにくいことも多々あります。そんな時に併用したいのが「く」「つ」「き」「よ」です。「い」「う」「ん」と比べると、汎用性が低いので、使い慣れていく必要がありますが、慣れるとデッキの幅が広がり、新しいことばも解放することができて、よりコトダマンを楽しむことができるようになります。
「く」
パターン
『〇い〇く』『〇う〇く』『〇ん〇く』
『〇く〇い』『〇く〇う』『〇く〇ん』
・代表的な第2の繋ぎ文字で、基本的に「あ」「お」の段の文字と相性が良いです。それ以外だと「ち」「り」なんかとも繋がります。強キャラも多いので、是非使いこなしたい文字です。
「つ」
パターン
『〇い〇つ』『〇う〇つ』『〇ん〇つ』
『〇つ〇い』『〇つ〇う』『〇つ〇ん』
『〇っ〇い』『〇っ〇う』『〇っ〇ん』
・促音「っ」としても使用することができ、かなりの文字と繋がる隠れた実力者だったりします。ただし、「っ」として使うとコンボ数が伸びにくく、特に盤面の真ん中の方で使ってしまうと、コンボ数が激減してしまうので注意が必要です。
「き」
パターン
『〇い〇き』『〇う〇き』『〇ん〇き』
『〇き〇い』『〇き〇う』『〇き〇ん』
『熟語+き』
・「い」と「え」の段の文字と相性が良く、意外と繋ぎ文字としても活躍します。そうじ+き→掃除機、はんせい+き→半世紀、せいちょう+き→成長期のように特定の熟語と繋げて1文字増やすという使い方もできます。
「よ」
パターン
『〇い〇ょ』『〇う〇ょ』『〇ん〇ょ』
『〇ょ〇い』『〇ょ〇う』『〇ょ〇ん』
『〇〇ょう』『〇ょう〇』
『〇〇ょく』『〇ょく〇』
『〇い〇ょう』『〇う〇ょう』『〇ん〇ょう』
『〇ょう〇い』『〇ょう〇う』『〇ょう〇ん』
『〇い〇ょく』『〇う〇ょく』『〇ん〇ょく』
『〇ょく〇い』『〇ょく〇う』『〇ょく〇ん』
・繋ぎ文字として使う場合、拗音「ょ」に変換し、「い」を除く「い」の段の文字と繋げます。さらに「う」「く」と繋げて「ょう」「ょく」の形にすると5文字のことばが作りやすくなります。『すごわざ』の発動条件が5文字以上のキャラクターを使う時は必須になるので、是非マスターしましょう。
拗音が出てきたので、ついでに「ゆ」「や」も簡単に解説しておくことにします。
「ゆ」は「う」と繋げて「ゅう」にするか、「し」と繋げて「しゅ」にしないと繋ぎ文字として機能しません。この点が「よ」と比べると弱い部分です。その代わり、「しゅ」にすると「よ」では繋がらなかった「つ」と繋がるという独自性はあります。
次に「や」ですが、「ゆ」よりも癖が強くて、難しい文字です。まず、「い」「う」「ん」と繋げにくいのが、一番のウィークポイントでしょうか。基本的に「く」と繋げていくことになります。繋ぎ文字として使用する場合も同じで「ゃく」といく形を作るのが基本になります。あとは「し」「ち」と繋げて「しゃ」「ちゃ」を作るくらいでしょうか。
今回は繋ぎ文字を使って、パターンにはめる方法を紹介しました。基本的にはこのような考え方でデッキを構築していけば良いと思うのですが、欠点もあります。ことばにはここで書いたパターンに当てはまらないものも当然あります。パターンにはめることだけを考えていたら、そういうことばを見落としてしまうんですよね。意図したにしろ偶然にしろ、意外なことばが作れた時って気持ちが良いものです。また、ギミックと盤面の合わせ技でパターンにはめにくい意地悪なクエストもあります。そんな時は盤面を覚えて、どんなことばを作れるかという研究が特に必要になってきます。
とにかくコトダマンはデッキ構築が重要です。これを読んでいただくことで、少しでも攻略の役に立てたら幸いです。次回はリーダースキルについてもう少し掘り下げていこうと思っています。