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第15回コトダマン初心者講座『ギミック対策はしっかりと』

文:なかむら ひろし

 モンストコラボが終了し、新しい降臨や冒険イベントが始まりました。モンストコラボ、皆さんはいかがだったでしょうか?ルシファーを集めるのがアーサーを引けなかった私としてはなかなか大変でしたが、充分楽しませてもらいました。コラボ第2段も調整中とのことなので、モンストコラボから入った方にも是非『コトダマン』を続けてプレイしてもらいたいところです。

 新規ユーザーが増えたこともあり、初心者支援を兼ねてマルチをかなりやったのですが、ギミック対策をしていない方が結構いるなあと感じました。手持ちが少ないと思うので、仕方ない部分もありますが、火力にばかり注目して勝率を下げるより、できるだけ対策して勝率を安定させた方が結果的に周回速度が上がるんですよね。

 以前は『初心者の館』という代表的なギミックを学ぶクエストがあったのですが、廃止されてしまったようなので、今回は今更になりますが、ギミックの解説を行いたいと思います。

【トゲブロック】

 『トゲブロック』が付いた文字を使ってことばを作ると、トゲが飛び出して隣接するコトダマンにダメージを与えます。受けるダメージはクエストによって異なります。数百程度のダメージなら無視しても問題ありませんが、難易度の高いクエストになるほど、トゲブロックのダメージもかなり痛くなるので、きちんと対策しておきましょう。

 『トゲガード』のとくせいを持つキャラクターはトゲブロックによるダメージを受けません。デッキに複数体入れておくと安心です。文字も盤面に合っていたら低レアリティでも活躍できます。

 トゲガードのキャラクターをドローできなかった時は緊急回避として、わざとことばを作らないなんて方法もあります。必然的にコンボ数は下がりますが、どうしてもトゲを踏めない場合は繋がらない拗音(小文字)に変えて配置したり、「ん」を連続で配置するという力業で回避するのもひとつの手です。

 注意したいのは、うっかり反対側で繋げてしまうとダメージを受けるということです。私もよくやらかした記憶があります。コトダマンは「ある」ことばを覚えておくことも重要ですが、「ない」ことばを覚えておくことも重要だったりします。

 あとは状況判断も非常に重要です。トゲを踏んででもわざ·すごわざの発動を優先すべきか、ことばを作らずに緊急回避するべきか。ここら辺は敵の行動パターンなんかを研究して、慣れていくしかないですかね。

【チェンジマス】

 『チェンジマス』にキャラクターを配置すると、文字が変化してしまいます。対策していないと思ったようにことばを作れずに苦戦を強いられることになるでしょう。

 『チェンジガード』のとくせいを持つキャラクターはチェンジマスに配置しても文字が変化しません。「い」「う」「ん」でチェンジガードを持っているキャラクターは低いレアリティでも活躍できることが多いので要注目です。

 実はチェンジマスって完全にランダムに変化する方がむしろ少なく、規則性のある変化をする方が多かったりします。どちらのパターンかはクエストによって異なるので、実際にチェンジマスに配置して規則性があるかどうか探ってみてください。

 規則性のパターンとしては以下のようなものがあります。

「特定の文字に変化する」

 例えば、シルグリードであれば、必ず「し」に変化します。ケイ論であれば、「お」の列、つまり「おこそとの···ん」のいずれかにランダムで変化します。チェンジガードのキャラクターが足りない場合は「し」や「お」の列に繋がりやすい文字を編成してあげると、ある程度は対策になります。

「〇〇文字先に変化する」

 五魔将軍のケルピ威やビヒモスヤァなどは5文字先に変化します。例えば、「あ」だったら「か」、「す」だったら「つ」に変化するわけです。「ん」まで進むと「あ」に戻ります。コトダマンに「を」はないので、「を」は飛ばしてカウントして下さい。「れ」だったら「い」に変化します。チェンジ先が文字によって固定されているので対策しやすいですね。

【シールドブロック】

 『シールドブロック』が配置されている間、敵の防御力がアップします。脇に表示されている上向きの矢印の数、複数配置されている場合はその合計が1つだと約35%、2つだと約70%、3つ以上だと100%ダメージがカットされてしまいます。早急に破壊しないと敵にダメージが通りません。

 シールドブロックには耐久があり、紫色のゲージで表示されています。耐久力はクエストによって異なります。シールドブロックが配置されている文字を使ってことばをひとつ作る毎に耐久が1ずつ減っていき、0にすることで破壊することができます。

 シールドブロックの耐久が高いクエストでは『シールドブレイカー』のとくせいを持つキャラクターを複数編成しましょう。1体絡めてことばを作ると一気に3削ることができ、2体だと5、3体だと7のように2ずつ増えていきます。まだ、数は多くありませんが、『スーパーシールドブレイカー』のキャラクターは1体で『シールドブレイカー』2体分の効果を発揮します。

 シールドブロックの文字を使ってできるだけ多くのことばを作りたいので、回復がすぐに必要でもなければ、すごわざ発動よりもコンボ数を優先した方が良いと思います。

【弱体マス】

 『弱体マス』にキャラクターを配置すると、与えるダメージ量や回復量が減少しまいます。脇に表示されている下向きの矢印の数が1つだと約25%、2つだと約50%、3つだと約75%減衰します。いくら強いキャラクターでも75%も減衰してしまうとなかなか厳しいですよね。

 『弱体ガード』のとくせいを持つキャラクターは弱体マスの効果を受けません。弱体ガードを持った高火力キャラクター、回復キャラクターを複数編成しておきたいところです。

 攻撃力アップや防御力アップなどの補助効果は弱体マスに配置しても効果が損なわれることはないという点もおぼえておくと良いかもしれません。

【ウォールブロック】

 『ウォールブロック』が配置されていると、ウォールブロックを越えて文字が繋がらなくなってしまいます。必然的にコンボ数は下がりますし、すごわざ発動条件を満たす妨げにもなります。

 ウォールブロックもシールドブロックと同様に耐久力がクエスト毎に設定されています。破壊する方法も同じで、ウォールブロックが配置されている文字を使ってことばをひとつ作る毎に1ずつ削ることができ、耐久を0にすることで破壊することができます。

 ウォールブロックの破壊には『ウォールブレイカー』のとくせいを持つキャラクターが活躍します。こちらもシールドブレイカー同様、1体絡めると3、2体だと5、3体だと7も削ることができます。『スーパーウォールブレイカー』は1体で2体分の働きをします。

 真ん中にウォールブロックが配置されるクエストでは、連続した4文字分の空きがないので、すごわざを発動するのに末尾文字、頭文字が指定されてしまいます。ここでは語彙力やひらめきが問われることになります。

【ビリビリブロック】

 『ビリビリブロック』が付いた文字を使ってことばを作ると、そのことばを構成しているコトダマンすべてがダメージを受けてしまいます。ダメージ量はクエストによって異なります。長いことばを作ったり、コンボ数が伸びるほど、ダメージが増えるので、とても厄介なギミックです。

 『ビリビリガード』のとくせいを持つキャラクターはビリビリブロックによるダメージを受けません。ビリビリブロックはトゲブロックと異なり、隣接したキャラクター以外にもダメージが及ぶため、できるだけ多くのビリビリガードを用意しておきたいところです。

 ビリビリガード以外にも回復キャラクターを多くの編成しておくのも有効です。特に魔級以上のクエストはダメージ量が多いので、毎ターン回復しながら攻撃するぐらいが良いかもしれません。また、コンボ数を予め計算しておいて、ビリビリブロックによるダメージを予測しておくのも非常に重要です。

【バリア】

 『バリア』を張っている敵にはある条件を満たさないとダメージがまったく通りません。バリアにはいくつか種類があるので、それぞれ紹介していきます。

『コンボ数バリア』

 特定のコンボ数を満たすことでダメージを与えることができます。条件さえ満たせば、ダメージ量が減衰することもありません。対策はコンボ数を伸ばすことですので、デッキの完成度が重要です。

『文字数バリア』

 特定の文字数以上のことばを作り、それに絡んだキャラクターはダメージを与えることができます。こちらも対策は指定された長さのことばを作るしかないので、デッキの完成度が重要になってきます。

『回数バリア』

 特定の回数の攻撃を当てることでバリアが破れ、ダメージを与えることができるようになります。わざ·すごわざが連続攻撃のキャラクターを複数編成することで対策できます。わざ·すごわざの発動順を把握しておくと効率的にダメージを与えることができます。

【タイムボム】

 指定されたお題を達成できなければ、ボムが爆発して大ダメージを受けてしまいます。タイムボムにはいくつか種類があるので、それぞれ紹介していきます。

『テーマボム』

 「〇〇ターン以内に〇〇のテーマのことばを〇〇個作る」というものです。指定されたテーマのことばを2文字で達成できるようにデッキに仕込んでおくと良いでしょう。例えば、「哺乳類のテーマ」だったら、「う」と「し」で「うし」や「さ」と「い」で「さい」みたいな文字を用意しておくと、盤面に左右されずにボムを解除することができます。

『文字数ボム』

 「〇〇ターン以内に〇〇文字以上のことばを〇〇個作る」というものです。デッキの完成度が高ければ、特別問題ないと思います。大体ほかのギミックが邪魔してくるので、そちらの対策をしっかりしておきましょう。

『属性ボム』

 「〇〇ターン以内に〇〇属性のわざ(すごわざ)を〇〇回発動する」というものです。有利属性のわざ·すごわざが要求されることが多いので、こちらもデッキの完成度の高さが対策になります。複数の属性を混ぜた『種族デッキ』で挑む場合は注意しましょう。また、魔級以上の高難易度クエストになると、複数の属性が要求されるので、手札回しも重要になります。

 ちなみに配置したキャラクターが眠っていても、わざ·すごわざ発動の条件を満たしていれば、実際に発動していなくても回数にはカウントされるのでご安心ください。

【奪い合いボックス】

 こちらはタイムボムの亜種です。タイムボムと同じような条件を要求されますが、条件を達成することができれば、敵にダメージを与えたり、HPを回復したり、手札のキャラクターの攻撃力が上がったりするなどのリターンがあります。ただし、失敗すると逆にダメージを受けたり、敵のHPが回復しり、攻撃力が上がったりします。

【ダメージ減衰】

 一部のクエストではダメージ減衰効果を持つ敵が登場します。五魔将軍やクバルフなんかがそうですね。1回の攻撃毎に自動的にダメージがいくらかカットされてしまうので、連続攻撃のキャラクターはより大きな不利を受けてしまいます。特にクバルフは本来与えられるダメージから2000もカットされるので、攻撃1回あたりのダメージが重くない連続攻撃のキャラクターは非常に相性が悪いです。攻撃1回当たりのダメージ量が2001以下だと1ずつしかダメージが通らないわけです。

【弱点ワード】

 ほとんどの敵にキャラクターは『弱点ワード』を持っています。弱点ワードは特定のテーマだったり、ことばの長さだったり、クエストによって異なります。弱点を突くメリットは与えるダメージ量が増えることです。ダメージ増加倍率はクエストによって異なりますが、クエストによってはありえない倍率がかかるものもありますので、積極的に狙っていきたいところです。特定のテーマが弱点ワードであれば、2文字で作れるように仕込んでおきましょう。

 以上が現在実装されている代表的なギミックです。火力で押すのが厳しくなってきたら、しっかり対策し、デッキの完成度を上げて、クエストに挑んでみて下さい。次回は「クリティカル」について書きたいと思います。お楽しみに!

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