/ コトダマン

第19回コトダマン初心者講座『デッキ構築の基本的な考え方【実践編】』

文:なかむら ひろし

 『七つの大罪』コラボが終わり、2月は何のコラボが来るのだろうと盛り上がっていた矢先、『シンカリオン』が電撃復刻。期間はあと僅かですけど、全降臨満福、福MAXを目指して頑張ってみてください。

 今回は改めてデッキの組み方について書いていこうと思います。以前もやったのですが、新規ユーザーの方もかなり増えたことなので、今回は超級降臨『オートリオル』を例に実践編としてお送りします。

【盤面やギミック、行動パターンを把握する】

 初めて挑戦する降臨クエストは基本的にクリアするまでは体力を消費することなく遊ぶことができます。最初は負けても構わないので、クエストの盤面やギミック、敵の行動パターンを把握することに徹しましょう。

 盤面の文字や形、状態異常は対策した方が良いのか、ギミック耐性を持っているキャラクターをどれくらい編成したら良いか、チェンジマスに法則性はあるか、回復キャラクターは必要か、回復するタイミングはどこら辺かなど、ある程度でも構わないので把握しておきましょう。

 『オートリオル』は毎ターン開始時、2体に睡眠をかけ、弱体マスを2つ、トゲブロックを1つ設置します。また、ターン開始時に雑魚が自身とボスに7回の回数バリアを張ります。3ターン以内に雑魚を倒さないと、回数バリアを張り直し、4ターン目にボスが強力な全体攻撃を放ってきます。

【リーダーを決める】

 クエストの概要を把握できたら、本格的にデッキを構築していきます。その際に最も重要なのがリーダーの選定です。リーダーによって、デッキのパワーは大きく変わるので、じっくり吟味しましょう。

 有利属性から選ぶのは基本として、まず注目して欲しいのが状態異常耐性です。無視して押し切れそうなレベルだったら気にしなくても結構ですが、オートリオルは回数バリアで邪魔をしてくるので、睡眠耐性を持つリーダーでいこうと思います。

 光属性で睡眠耐性のリーダーとくせいを持つキャラクターを手持ちの中から探します。満福のキャラクターがいれば、優先的に起用して良いのですが、それで勝率が下がるようであれば、優秀なガチャキャラを選んだ方がストレスなく遊べますし、最終的には効率的です。

 今回は満福リーダーで挑んでみようと思います。私の持っている光属性で睡眠耐性を持っている満福キャラクターはこれら3体で、どのキャラクターも睡眠耐性は50%と同じ数値です。ここで注目して欲しいのがATK上昇率です。HPの底上げももちろん大事ではありますが、それ以上に高い火力が出せるかどうかの方が重要です。ゲームの特性上、周回することが前提になりますし、回復量もATK値に依存するので、早期決着させた方が事故も少ないのです。

 ここではATK上昇率の低いアジンガーXよりもヒカキン、ナアマデウスの方が向いていますね。私はナアマデウスをリーダーにしようと思います。

【メインとなるキャラクターをピックアップする】

 リーダーが決まったら、メインの火力源や回復源となるキャラクターを5体ピックアップします。ギミックを考慮しながら高レアキャラから選んでいきます。オートリオル戦はとにかく雑魚を早く処理したいので、弱体マスと回数バリアを対策するのが最優先です。トゲブロックはダメージが1800程度のものが1つだけなので、それほど重視する必要はありません。

 弱体ガードと連続攻撃を軸に事故防止のために回復もできるキャラクターをピックアップしました。睡眠耐性が100%ではないので、こういう保険は重要だと思います。

【デッキの中で熟語を作る】

 残りの6枠に入るキャラクターの仕事は先ほどピックアップしたキャラクターたちが安定してすごわざを発動できるようにアシストすることです。具体的にはデッキ内で熟語を作れるようにワードを選んでいくわけです。その中でギミックに対応しているキャラクターが最優先になります。

 私はこんな感じでデッキを組んでみました。上段から「なんかい」「しんせい」「えいぶん」(13号機は「え」も使えます)という熟語になっていることがわかると思います。文字を入れ換えても「ないせん」「ぶんかい」「えいしん」などが作れます。デッキ内でいかに多くの熟語が作れるかがデッキ構築で重要なポイントです。

 この時にとても便利なのが「い」「う」「ん」という所謂「繋ぎ文字」です。ここでいろいろな漢字を思い浮かべてみてください。その漢字を音読みすると「〇い」「〇う」「〇ん」と読むものが多くないですか?熟語は2文字以上の漢字が組み合わさって出来ているので、「い」「う」「ん」が使いやすいわけです。これら3つほどではありませんが、同じ理由で「く」「つ」「き」なんかも使えます。

【デッキが完成したらクエストに挑戦】

 オートリオルの盤面は「●〇〇●●〇〇」という形になっているので、私のデッキだと基本的に毎ターン、左から3つ目に「い」、7つ目に「ん」を配置してことばを作っていくことになります。3つ目に「ん」を置くと、「ん」から始まることばがほとんどないため、コンボ数が伸び難くなるからです。

 1ターン目は「かいいん」「いんしん」という言葉をつくりました。カヲルくんは連続攻撃かつバリア貫通を持っているので、一気に雑魚のバリアを剥がして、ダメージまで与えることができます。

 2ターン目は「ないこう」「こうせん」という言葉をつくりました。「ないこうせん」という言葉もあるので、「5文字以上のことば」という弱点を突いて、雑魚を落とすことに成功しました。オートリオルは雑魚を倒したターンは攻撃が止まります。

 3ターン目も「かいいん」「いんしん」という言葉をつくりました。雑魚を落とした次のターンは盤面にギミックを仕掛けてこないので、一気に畳み掛けるチャンスです。カヲルくんと13号機のシンクロ攻撃が決まりました。

 4ターン目は「せいこう」「こうぶん」という言葉をつくりました。

 セツナのすごわざでフィニッシュです。

 如何だったでしょうか?今回はあまり上手くいきませんでしたが、実は私のデッキは盤面と手札が噛み合えば、5文字以上のことばで弱点を突けるようにいくつか工夫していました。例えば、「かいこうせん」「かいいんせい」「せいたいし」などが作れます。

 一度クリアできても、盤面の文字や形から様々なことばを連想して、デッキを改良していくのがこのゲームのやり込み要素です。今回プレイしたオートリオルは盤面の形が1パターンなので、ことばを作るという意味では簡単なクエストでしたが、他にも盤面の形はいくつかあるので、そこら辺はまた次回お送りしたいと思います。

なかむら ひろしのTwitter

ついったウィジェットエリア