ダイエットはもっとシンプルに考えた方が良いよ

文:なかむら ひろし

 コロナ禍によって、家にいることが多くなり、体重が増えてしまったという人は少なくないようだ。私の周りにもそういう人がいて、ダイエットを始めると宣言している。まあ、せいぜい頑張ってくれたまえという完全に他人事な態度を取っているわけだが、きっちりネタにさせてもらおう。

 ダイエットといえば、数年前から流行っているのが、糖質制限とか低糖質なんて呼ばれるダイエット法だ。今更ここで説明するまでもないほど、市民権を得たダイエット法だが、大雑把に説明しておくと、糖質の摂取を控えて、たんぱく質や脂質に置き換えるだけで痩せられるというものだ。

 本当に人間って「〇〇するだけで痩せられる」って好きだよね。もう「モノを一切食べないだけで痩せられる」とか言っても、飛び付く人がいるんじゃね?とすら思えてしまう。いや、断食とか流行ってたから、すでに言われてることだったか。こいつは失礼。

 それは置いておいて、今まで様々なダイエット法が流行っては廃り、流行っては廃りを繰り返してきたわけだが、結局、痩せるには消費カロリーが摂取カロリーを上回るような生活を続けることなんだよね。まあ糖質の摂取さえ控えれば、あとは好きなだけ食べても良いとか言う人もいるけど、それも含めてもダイエットって9割が食事なんじゃないかと。

 今回は私の考えるダイエット論を語ってみようと思う。まあ別に具体的な方法論ではないので、参考になるかどうかはわからないけどね。

減量=運動ではない

 これは個人的な経験による見解なのだが、運動で消費できるカロリーなんてたかだか知れてるって思うんだよね。私は学生時代にスポーツをやっていたが、痩せるどころか太っていったからね。成長期というのもあるかもしれないけど、運動量は一般的なサラリーマンを遥かに凌いでいたはずなのにだ。

 それは食事の量も半端なかったからに他ならない。運動だけで痩せるなら、過酷な稽古を続けているお相撲さんがあんなに太っているのはおかしいよね。だから、私は運動だけで痩せようとすることは不可能だと思う。何かしらの食事制限は必要なはずだ。

プロの言うダイエットはガチ過ぎる

 そんな私は身長172cm体重62kgという、何にも面白くない中肉中背のど真ん中だ。「そんな奴がダイエットとか語ってるんじゃねえ!」という方はどうぞ他所へ行ってくださいって言いたいところだが、少し待って欲しい。

 確かにダイエットに運動など不要というわけじゃないし、やらないよりやった方が良いに決まってる。また、バキバキの身体を作り上げたいなんていう方には運動は必要不可欠だろう。だけど、運動によって痩せるのって一般人にはガチ過ぎるんだよね。毎日ジムに通って、何時間もトレーニングできる?少なくとも私には無理だ。

 特に超肥満体の方だったりすると、いきなりそんなハードな運動なんてできないと思うし、そんなにストイックな人間だったら、そもそもそんな体型にはなってないはず。だけど、そんな激しいトレーニングなんてしなくても、少なくとも標準体重にはなれる。だって、現に標準体型の私が激しいトレーニングなんてやってないからね。

肥満=食べ過ぎ

 じゃあ、特に運動はやっていないのに痩せている人間が存在するのは何故か?それは体質とかもあるかもしれないけど、基本的に太っている人間より食べていないからに尽きる。自分はあまり食べていないのに太っている、太りやすい体質かもしれないなんて考えている方は一度、周りの痩せている人間がどんな食生活をしているか聞いてみると良いんじゃないかな。あなたが思っている以上にあなたは食べているはずだから。

 じゃあ、理想の体型の人とまったく同じ食事をすれば良いのかっていう単純な話ではないけど、肥満体の人は食生活を変えない限り、理想の体型になることはできない。毎日ラーメン10杯とか食べてる人が「ダイエットしてるのに全然痩せない」とか言ってたら、普通は「何言ってんだ、コイツ」ってなるよね。

食事制限は少しずつ

 ダイエットには食事制限が必要なことは分かってくれたと思うけど、いきなり極端な食事制限をすることはオススメしない。必ず反動がやってくるからだ。私の知り合いもそれをやって、盛大にリバウンドしている。彼が言うには、常に空腹感に苛まれ、何をしていても、食事のことが頭から離れず、イライラするようになってしまい、一度タガが外れてしまうと、食欲に歯止めが利かなくなってしまったそうな。

 また変な例えになってしまうが、毎日ラーメン10杯食べていた人はまず、一週間くらい9杯に減らしてみる。次は8杯、きついと思ったら週3回だけでも8杯にする。ラーメンの1杯の代わりに低カロリーのモノに置き換えるみたいな感じで、焦らずに最低でも1年くらいかけて目標体重に近づけていく方が良いと思うよ。

これを食べるだけで痩せるとかないから

 昔、リンゴダイエットって流行ったんだけど、知ってるかな?大雑把に説明すると、リンゴだけ食ってりゃ痩せるってヤツだ。そんなもん当たり前だよね。1食リンゴだけなら、いくらでも食べても良いとか言われても、そんなに何個も食べれないよね。結果的に普段の食事よりも摂取カロリーが減って痩せるだけ。別にリンゴを食べたら痩せるってわけじゃない。

 玄米や雑穀米なんかも同じで、白米よりもカロリーが低いというだけで、何杯も際限なく食べてたら、当然太るから注意してくれよな。食べるだけで痩せられるモノなんてこの世に存在しないぞ。

 これは完全に個人的な感想だが、オートミールみたいな不味そうなモノをよく米の代わりに食えるよな。不味くて食欲なくなってるだけなんじゃね?なんて思ってしまう。美味しかったら、倍食べてチャラになってるって。

自分に合った食事法を探そう

 近年、糖質制限ダイエットが流行っているが、そのデメリットを唱える人も少なくない。私はそんな専門知識を持っているわけじゃないので、本当に身体に良いのか悪いのかなんて知らない。少なくとも一定期間実践してみて、身体の調子が悪いと感じたら止めた方が良いだろう。

 私が考えるダイエットというのは「夏は露出が増えるから」なんて一時的に行うものではない。一生健康的な身体をキープするような生活スタイルに矯正していくことだと思っている。身体に不調は感じなくても一生糖質を制限し続けることができるかどうか、改めて考えてみて欲しい。別に糖質制限を否定するわけじゃない。自分に合ったダイエット方法を模索しよう。

バランス良く、適量食べるのが一番

 何をやっても失敗する、自分に合ったダイエット方法が見付からないという方は、結局何の芸もなく、つまらないダイエット方法が一番だと思う。それは「バランス良く、適量食べる」ということだ。さっきも言ったけど、これを食べれば痩せるなんてモノはない、何かを極端に制限する食事方法は健康リスクがあるかもしれないなんて考えると、ここに落ち着くんだよね。

 何を食べたら太りやすいかなんて恐らく皆、分かってるんじゃないかな?専門知識なんかなくても、揚げ物が太りやすいのは分かってるでしょう?感覚的に太りやすいと思うモノは太りやすいで大体合ってると思うよ。野菜も摂取した方が良いっていうのも感覚的に分かってるでしょう?それで良いんだよ。

まとめ

・減量するには運動量を増やすか、食事量を減らす
・運動で消費できるエネルギーは知れてるので、減量は食事が9割
・急激な食事制限はストレスがかかり、リバウンドを招くので、最低1年は見据えて、食事制限は徐々に行う
・極端な食事制限、栄養制限は健康被害のリスクが拭い切れない
・ダイエットは一時的に行うモノではなく、健康的な食生活を一生行うモノ
・健康的な食事は皆、感覚的に分かっているはず

 ここまで偉そうに書いてきたが、私は勿論、そんな健康的な食生活なんか実践できていない。それでも標準体型だし、今のところ健康に問題はない。ちょっとやる気を出せば、何とかなるって。

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