モチベーションはコントロールするものだ
先日、ダイエットの記事を書いたが、それを読んだ知人から「簡単に言うけど、ダイエットを舐めんな!ちょっとやる気を出しても続かないから太ってんだ!」とお叱りを受けた。私は始めたことが割りと長続きする方だ。勿論、止めてしまったことがないわけじゃないけど、それにはちょっとしたコツがある。今回はその方法を書いてみたいと思う。
まず、前提として伝えておきたいのが、何か行動を起こす時にモチベーションに依存してはいけないということだ。モチベーションに依存するっていうのは、言い換えれば、その時の気分によって、やるかやらないかを決めるってことだよね。趣味ならまだそれでも問題ないかもしれないが、仕事になるとそうはいかない。
モチベーションが上がらないから休むなんて働き方は普通の週休2日の企業に勤めていたら、そもそも不可能な話だし、働きたい時だけ働くことができるという環境だったとしても、モチベーションが上がらないからと言って働かなかったら飢え死にしちゃうよね。生きていくためには個人のモチベーションなんて関係ないって話だ。
じゃあ、モチベーションってどうやったら生まれるのか?それは実際に行動することで生まれる。モチベーションが生まれるから行動するんじゃなくて、何か行動することでモチベーションは生まれる。順番を間違えてはいけない。とにかく嫌でも行動したら、そこからモチベーションは生まれる。つべこべ言わずに行動しろって話で終わりなんだけど、それではさすがに精神論者みたいに言われそうなので、もう少し掘り下げてみることにしよう。
1.行動せざるを得ない状況を作る
繰り返しになるけど、モチベーションが上がらないから働かないというのは、余程の富豪でもない限り、到底不可能な話だ。生きることすら面倒臭いとか言うんだったら、それは治療が必要だけど、基本的にこのまま働かなかったら飢え死にするという状況なら、仕事を探すと思うんだよね。これは極端な話だけど、そそれがモチベーション。
ダイエットで言えば、実際に健康被害が出たり、他者の目を気にしたりして、始める方が多いと思うんだけど、モチベーションって危機感を抱くことでも生まれる。だから、行動せざるを得ない状況を作るっていうのは効果的だと思うんだよね。例えば、友人に1年で10キロ痩せなければ、好きなものを奢ると約束するとか。もっと単純に大勢の知り合いの前で公言するとかでも良いかもしれない。
2.とにかく好きなことからやる
人にはそれぞれ好きなことがあると思う。モチベーションに頼らずともできることだ。まずはそれに一生懸命取り組んでみよう。そうすれば、本当にやらなければならないことに対するモチベーションも生まれるはずだ。
例えば、ゲームが好きなら、課金したり、新しいゲームを買ったり、もっと大きく画質が良いテレビが欲しくなったりすると思う。そうしたら、もっと稼ぎたいと思うようにならないだろうか?稼ぐために仕事を頑張るようにならないだろうか?
やりたくないけど、やらなければいけないことを先に片付けておくべきだと言う人って多いと思うんだよね。それはそれで良いことなんだけど、モチベーションが上がらない時は思い切って逆にしてみるのが吉。たっぷり遊んだら、そろそろ真面目に働かないとまずいなって、モチベーションが上がってくるはずだ。
3.実際に見たり、触れたりする
例えば、買い物に行った時についつい買いすぎてしまったという経験はないだろうか?所謂「ついで買い」っていうヤツ。これは元々買うつもりはなかったのに、実際に目で見たり、手で触れたりすることで脳が刺激されてついつい買ってしまうんだよね。
これもモチベーションに応用できる。やらなければいけないことがあったら、それに関するモノを自然と目に入る場所に置いておく。そして、気になったら、やるやらないかは別にして、手で触れる。こうすれば
、少しやってみようかなと徐々にモチベーションが湧いてくるはずだ。
4.新しいモノに触れる
モチベーションが上がらなくて悩んでいるのに、新しいモノに触れるってどういうことやねん!それができないから困っとるんじゃ!というツッコミが入りそうだが、そう難しく考えなくて良い。
例えば、前から欲しいと思っていた服を買ってみるなんてことで良い。新しい服を買ったら、今度はどこかに出掛けたくなると思う。新しいモノに触れると視野が広がり、モチベーションの連鎖が始まる。特別お金をかける必要はない。今までやりたいと思っていたけど、やれていなかったことにほんの少し時間を割いてみよう。
5.中長期的な目線で考える
将来的に何かやりたいことがあるなら、今やっておくべきことが何かを考える必要がある。目標を達成するためには中期的な目標、長期的な目標を設定することが重要だ。そうすることで、短期的な目標、つまり今やるべきことが見えてくる。「1」に繋がってくるよね。中長期的な目線で物事を考えられる人っていうのは何にでも応用できるので、是非とも身に付けておきたい習慣だよね。
6.自己分析する
ここまで5つの方法を挙げてみたが、これらがどの人にも当てはまるのかはわからない。結局は人それぞれだからね。じゃあ、どうすれば良いかって話だけど、自己分析しかないんだよね。自分はどんな時にモチベーションが上がるのか、これを思い返してみて欲しい。それがあなたのパターンだ。
今まで挙げてきたものが私のパターン。他には他者が何かに成功したって話を見聞きした時なんかに自分も頑張ろうなんて思うかな。最近、私のプラモ熱が再燃したのもYouTubeでプラモの動画を見たからだったりする。自分も格好良いプラモを作りたいという感じ。
モチベーションは自然と湧き上がってくるものじゃない。自分のパターンを分析して、コントロールするものだ。これを参考に毎日が少しでも楽しいものになったら幸いだ。