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『HGUCジム·コマンド』を作ろう~表面処理&プチ改造編~

文:なかむら ひろし

 今週もプラモの時間だ。本当に週イチペースになっとるが、それで良い。あんまりガチ過ぎると、そるばっかりになっちゃうからね。現代人はやることが多くて忙しいのだ。

 それで今回は表面処理をやっていこうと思う。ゲート跡やパーティングライン、ウェルドライン、ヒケなんかを取り除いていく作業だ。少しでも綺麗に見映え良く完成させるにはとても重要な作業だから、面倒臭いと思うけど、ちゃんとやっていこうな。

 まず、ゲート跡やヒケの部分を400番のペーパーでやすっていく。ウェルドラインは600番でも取れると思うので、400番で全体をやする必要はない。あと、パーティングラインはデザインナイフで削るのが早いかな。

 それでHGの古いキットを組む時に困るのが、継ぎ目が目立つところなんだよね。先週やった仮組の画像をもう一度見て欲しいんだけど、脚部や腕部の真ん中に思いっ切り継ぎ目が出るのが分かると思う。ちょっとした継ぎ目なら気にしないというのもアリなんだけど、ここまでだとさすがに手を加えた方が良いだろう。

 継ぎ目を消す方法っていくつかあるんだけど、その代表例がタミヤセメントで接着して、継ぎ目を溶かしてから、ヤスリで削るってやり方だと思う。詳しくはここではやらないけど、この方法って塗装をすることが前提なんだよね。

 確かにこれで継ぎ目は消えるんだけど、塗装をしない場合はオススメしない。それは何故かっていうと、この作業をやった直後は綺麗に継ぎ目はなくなるけど、時間が経つと接着部分が変色してくるんだよね。どれぐらいの期間をかけて変色するのか正確には分からないんだけど、一年前くらいに組み立てたモデルを久しぶりに眺めてみると、確かに組み立てた当時は消えていた継ぎ目が復活してるんだよ。元々継ぎ目があった部分のプラが変色してラインが浮かび上がっくる。過去にこんな経験をして、すごくガッカリした記憶があるので、塗装をしない方はくれぐれも注意してくれよな。

 ただ、塗装をしないなら、くっきりと残った継ぎ目は気にするなっていう話ではない。さすがに完全に消し去ることは難しい、というか不可能だと私は思ってるんだけど、極力目立たなくすることはできる。

 継ぎ目はパーツ同士が合わさっている部分に微妙な段差が生じることで目立つんだよね。この段差をなくして、平らにしてやれば、継ぎ目はかなり目立たなくなる。まずはパーツ同士がきっちり密着するようにはめ合わせる。そして、継ぎ目の部分を爪で軽くなぞってみると、少し引っ掛かると思う。段差があるからだよね。これを低いパーツ側から高いパーツ側へ向かって、ペーパーをかけていく。ペーパーをかける時は往復させないで、一方通行でやって欲しい。

 そうすると、段々継ぎ目が平らになって、継ぎ目が目立たなくなってくるはず。削りカスが隙間に入り込むと白いラインになると思うけど、そういう時はパーツを一旦分解して、削りカスを取り除いてくれ。

 これがその作業を行った後のジム·コマンドの脚部と腕部。画像ではかなり継ぎ目が目立たなくなっていると思う。実物をよく見るとラインがうっすら見えるんだけど、遠目では分からないレベルなんで、許容範囲ということにしておこう。

 ただ、この方法には大きな欠点もある。特に古いキットにありがちなんだけど、金型が劣化しているのか、パーツ同士がどうやってもきっちり密着できず、隙間ができてしまうことがあるんだよね。この場合はもうパテで埋めるしかないので、塗装が必須になる。塗装をしない場合はデカールや部分的な塗装、ウェザリングなんかでカバーするしかないかな。

 次にゲート跡、継ぎ目、ヒケの処理を行うついでにちょっとした改造をやろうと思う。改造といっても、そんなに難しくはない簡単な作業だから、安心して欲しい。

 まずはこのボディ部分にあるアンテナを尖らせる作業。ガンダムやザクにあるブレードアンテナなんかもそうなんだけど、子供が怪我をしないように本来は尖っているパーツの先に旗のようなモノが付けられているんだよね。これを取り除いて尖らせるっていうのが、HGを組む時の基本みたいな感じになっている。これをやるだけでもかなり印象は変わるはずだ。

 やり方は余分な旗みたいな部分をニッパーで切り取る。この時もゲートからパーツを切り出す時と同じで、ギリギリを切らないで1ミリくらい残しておこう。切り過ぎたら後戻りはできないからね。残った部分はペーパーで少しずつやすって形を整えていこう。

 ジム·コマンドのアンテナはこんな感じになった。やっぱり尖っていた方が格好良いよな。

 もうひとつ、ちょっとした改造。古いキットはビーム·サーベルのビーム部分が別パーツじゃないんだよね。これをクリアパーツに置き換えられるようにビーム部分をカット。

 やすりで平らにした後、ピンバイスで穴を空ける。出来るだけ穴が中心にくるようにしたいが、ちょっとずれた。まあ、そんな時は後から接着してしまえば良いんだよ。

 ここに他のキットから持ってきたクリアパーツを装着させる。今回は『HGUC陸戦型ガンダム』から拝借した。ガンダム系だと大抵2本入っているので、問題なし。

 『HGUCジム·コマンド』は腰部分にマウントできるビーム·サーベルの柄の部分に最初から穴が空いているので、そこに差し込んで持たせることも可能だが、右のハンドパーツがマシンガン用しかなかったので、今回はこうした。マニュピレーター部分だけは塗装が必要になるし、他のキットからグーの右手を持ってこれたら、その方が早いかな。

 ちょっと長くなってしまったので、表面処理の続きはまた後日やることにしよう。まあ、後は全体に600番から1000番くらいまでペーパーがけをするだけなので、そこは飛ばして次回は部分的な塗装でもやってみようかなと思う。

なかむら ひろしのTwitter

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