どうなる?2021年の音楽シーン予測
どうしようと世の中が変わってしまえば僕らの知識はゼロになる。あんなに学んだことも積み重ねたことも世界が変わればそんなものは無と成り果てる。そんなことになんとなく空虚な気分になるわけで、例えば今のアカウントを大量に持ち歩く時代なんかもそうだ。
何かのサービスにありつこうとするけど、なんかそこのアカウントを要求されるわ、パスワードを忘れてしまうわ、合っているのにサービスにありつけなかったりする。まぁそんなわけでいくら人気のインフルエンサーでもアカウントさえ取り除けばただの凡人なわけで、そのアカウントをどんなに積み重ねようがそんなものなくなってしまえば結局は無に帰するのである。
そんなことを考えると便利になったのかどうなのかわからなくなる。別に現代を批判するわけでもなく、ただただめんどくさいと言う話。
「新しい生活様式」なんてしょうもないことが叫ばれる昨今の僕から言わしてもらえれば変わったのはお前らの勝手じゃんとしか思えないわけで、日常はそれほど変わらない。いつも通りある程度働いて週に二日ぐらい休んで報酬をもらって飯を食べて…そんなのが日常であって何も真新しいことなんかはないわけである。
僕らはそんな資本依存の生活がきれない日常で回しているからここから脱することは多分、向こう100年ぐらいは変わらないと思う。ベーシックインカムなんて言っている人がいるけどそれに賛同している人たちも大抵は労働階級としては下からの人ばかりだし、彼らの言いたいことはおそらくただ単に働きたくないだけじゃんとしか言えないような人ばかりだ。そう考えると大麻解禁論者に限ってラスタカラーのアイコン使っているのと同じことと言える。
まぁそんなわけで僕らの生活っていうのはこれからもずっと変わりえないよって話。
ところで今年に入ってからなんとなく気がつくことってありません?
例えばテレビCM。
これの変化って明らかに主演者の数が少なくなっている、もしくは図形とフォントだけのスライドのような動画が増えているところとか随分と変わってきなーと。
音楽の方に目を向けると明らかにプッシュしているのが少人数のグループ、もしくはソロのミュージシャンであることが特徴的だろうと思う。ざっと思い浮かべるだけでもCreepy nutsもそうだし歌い手的なミュージシャンもそうだろうなと。
要するに今年の流れは少人数、もしくは無人の流れが強いかと思う。
バンドってこれからプッシュするのってかなりリスキーになってきますから。
四人組となれば四人ぶんのコロナリスクが付いてくるわけだし、それを防ぐための対策も面倒になってくる。
その上、それにバンドという集団に対してクレームつけてくる輩もいるだろうからメディア側としてはこれほど使いにくいものはないかと思う。
だからこの流れはバンドだけじゃなくアイドルだってそうだし劇団だってそうだ。とにかく大人数がメディアに登場しづらくなってくるという話。
だから今、メジャーレーベルなんかは人気のある歌い手を次から次へと掘り出そうとしているんだと思う。
yamaにしてもadoにしてもそうだ。ライブやイベントを行うことがリスクな時代だからネットという空間が居場所だからマーケットがやりやすい。
多分だけどバンドというものは今年はさらに流れが悪くなるかと思う。第一にバンドってネットに弱いんですよ。マジに弱い。やっぱり僕なんか一個人で考えてもネットで安売りするよなバンドって嫌いなわけですよ。
それって考えてみると結局、バンドという一つの主張団体があってその主張が好きなわけで、たとえで言ったらザック・デ・ラ・ロッチャがいきなりYoutuberになって「うっせぇわにのせてラップしてみた」とかやられたら大嫌いになるわけなんです。
僕のような人ってそんな安売りが大嫌いでそんなリスナーが多くいるのがバンド界隈であると思う。
だからバンドって特に現代のネットには弱い。
そんなバンドが扱いにくいという前提で今年の流れを考えるとおそらくHIP HOP界隈に音楽は目を向けられるかと思う。
HIPHOPに目を向けれらるだろうと思うその理由としてまずバンド編成ではなくトラックを流してそのまま音楽に入るところ。
スピーカーとマイクとミキサーさえ最低限あればパフォーマンスはできるし、機材が少ない分、スタッフも少なくて済む。
あと動きが少ない。あっても手を動かすかのっそのっそと歩き回るぐらいしか動きがない。だからソーシャルディスタンスは観客との間で守られやすい。
おそらくだけどこれほどコロナ対策をやりやすい音楽ジャンルはないんじゃないかと思うぐらいHIPHOPは今のコロナ時代のパフォーマンス条件は揃っている。
バンドってめちゃくちゃ動くし、ボーカルの後ろにコーラスをする人が居たりして飛沫はめちゃくちゃ飛びますからね。多分リスクしかないだろうと思う。
あとはHIPHOPには韻を踏むという言葉の文化があるからトーク番組でも扱いやすい。これは歌い手市場にはない。
だからHIPHOPに流れていくんじゃないかなっていう今年の予測です。
実際に今、Rin音とかクボタカイその辺が活躍してきていますし。
今日はこの辺で。