カロリー計算は必要か?
緊急事態宣言が長引く中、普段はなかなかできないことをやっておこうと思い、1ヶ月くらい更新を休んでました。すみません。また、今日から徐々に更新していこうと思うので、よろしくお願いします。
それでは本題に。
痩せるためには消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが必須条件だという話は何度もしてきたが、今回はそのためにカロリー計算は必要なのか?という話をしようと思う。結論から言うと、どっちでも良い。カロリー計算をパズル感覚で楽しめる方なら良いと思うけど、私は面倒くさいので全くやってない。
カロリー計算にはメリット、デメリットがあるので、これを参考にして決めてもらえれば幸いだ。
じゃあ、まずはメリットから。
1.現状の把握
何気なく食べて、太ってしまっているという人は、一度ざっくりで良いので、どれくらいのエネルギーを摂取しているのか一週間分ほど調べてみると良い。現在の体重は、その摂取カロリーで維持されているので、現状の把握をしておくことはとても重要だ。
今後もカロリー計算を続けるかどうかは置いておいて、ダイエットを始める前に、できれば一週間分くらいの摂取カロリーをざっくりで良いので、計算しておくと良いと思う。
2.不安の解消
感覚的に食事の量を制限したとしても、カロリー計算をしていないと、知らず知らずのうちにカロリーオーバーしていて、なかなか痩せないという場合がある。人間というものは忘れやすい生き物なので、そんなに食べたつもりはなくても、意外と多くのカロリーを摂取していることも多い。あなたは昨日食べたものを全部覚えているかな?
また、どの食材がハイカロリーまたはローカロリーなのかという知識も身に付く。例えば、ヘルシーだと言われるナッツ類やアボカドなんかは脂質が多く含めれているため、思った以上に高カロリーだ。それを知らずにバクバク食べていると、なかなか体重は減らないだろう。
カロリー計算を行うと、こんなことは起こらないので、こんなに頑張っているのになかなか結果が出ないという焦りや不安は緩和されるはずだ。
3.食べなさ過ぎることを防ぐ
感覚的に食事制限を行うと、カロリーオーバーだけでなく、食べなさ過ぎることも起こり得る。あまりにも急激に摂取カロリーを抑えると、身体に不調が起こったり、反動で食べ過ぎてしまうという危険性が高い。そういう意味でもカロリー計算は役に立つ。
先程書いたように、一週間分くらいの摂取カロリーを計算して、そこから1割ほど摂取カロリーを減らして、1ヶ月くらいを目安に様子を見てみると良い。一日平均4000キロカロリーを摂取していたなら、400キロカロリー減らす。それくらいなら余分な間食を減らしたり、食材をいくつか低カロリーのものに置き換えるだけでクリアできるだろう。
4.設定した範囲内なら好きなものが食べられる
カロリー計算をしていると、お菓子やジャンクフードなど、ハイカロリーの食品であろうが、設定した範囲内に収まってさえいれば、何を食べようが太ってしまうことはないので、罪悪感なく、何でも食べることができる。
こんな感じでカロリー計算にはいくつかのメリットがあるのだが、個人的に特にオススメするわけではない。ダイエットの初期段階であれば、結果は確実に出るし、継続することで毎回細かい計算をしなくても、おおよその摂取カロリーは把握できるようになってくると思うので、良いとは思うのだが、デメリットも存在する。
1.面倒くさい
まずは単純明快、面倒くさいというのがデメリットと言えるだろう。まあ、ダイエットなんていうものがそもそも面倒くさいものなので、そこは割り切るか、面倒くさくても、それによって得られるメリットのが方が大きいと考えるのならば、どうぞカロリー計算してください。
2.同じものばかり食べるようになる
これも最初の面倒くさいに繋がるのだが、毎日同じものを食べれば、毎回カロリー計算をしなくて済むので、カロリー計算をしている人がやってしまいがちなことだ。様々なものを食べた方が様々な栄養素が摂取できるので、健康面を考えても良くないだけでなく、食事を楽しむという面でも非常に勿体ない。
3.カロリー計算をしないと不安に感じる
外食やお惣菜なんかにはカロリー表示がないことがある。大体、これくらいだろうと適当に計算してしまうことができる人なら良いのだが、カロリー計算を続けられる人は完璧主義な方が多い印象なので、表示のないものを食べることを恐れることが多い。
カロリー計算を行う場合、急遽外食することになった時など、イレギュラーへの対応力が求められる。上手く躱すことができる人なら良いが、もっと食べるように言われて、ダイエット中だからと断ることにストレスを感じたり、断れずに食べてしまったことに罪悪感を覚えるなんていうタイプの方は食事に誘われること自体がストレスになってしまうかもしれない。
4.設定を少しでも超えると罪悪感を覚える
設定したカロリーを少しでも超えると、自分はなんて意志が弱い人間なんだと自己嫌悪に陥ったり、罪悪感を覚えたりする人にカロリー計算はオススメできない。カロリーはあくまでも目安だという感覚が持てないと余計なストレスを抱えることになるだろう。
5.必ずしも満腹感とリンクしない
設定したカロリーがいくら適正であったとしても、何を食べたかどうかで満腹感や満足感は変動する。昼食までについ食べ過ぎてしまった場合、設定したカロリー通りに食事をすると、夕食ではほぼカロリーを摂取することができないとしよう。空腹なのに我慢して、夕食を摂らないと、睡眠の質が低下したり、次の日の食欲が乱れたりする。これらはダイエットの天敵なので、注意したいポイントだ。
まとめると、カロリー計算はあくまでも目安、多少の過不足など気にしないで、最低でも2,3日をワンセットくらいで考えることができる人なら、どんぶり勘定にならず、メリットも大きいので、やった方が良いとは思う。逆に完璧主義で少しのミスでも気になってしまうという人は手を出さない方が無難だというのが、個人的な意見。さあ、あなたはカロリー計算してみる?