第0回もう一度まなぶ日本近代史~ご挨拶とオリエンテーション~

文:なかむら ひろし

 はじめまして、Web版てんぷらで日本近代史を担当させていただく、なかむらと申します。どうぞ、よろしくお願い致します。

 このコーナーは、小中学校で日本近代史を学んできたのだけど、いまいち流れが掴めなかった方にすっきりしてもらおうという目的で始めました。高校日本史を扱いますので、現在学校で日本史を学んでいる方にも試験対策の補助として活用していただけると幸いでございます。

 試験対策で活用していただく際の注意点としては、このコーナーはあくまで流れを掴んでいただくことに注力しますので、「ここ、試験に出まーす」ということは書きません。
 また、写真や絵画などを元に出題される資料問題には対応できません。著作権の関係でそういった資料を載せることができない(著作権料を支払う余裕がない)ので、そこはお手持ちの教科書や資料集を活用していただくことになります。
 さらに、文化に関しては筆者自身の専門外で勉強不足のため、割愛させていただきます。専門外のことは語ってはいけないとは思いませんが、この場合は書いたところで役に立つとは思えないので、そのように判断しました。
 このコーナーは、あくまで補助として活用していただくことになるということを最初に強調させていただきます。

 このコーナーをはじめるにあたって、日本史という言葉を聞くと、拒絶反応が起こり、頭が痛くなる方も多いのではないかという懸念がありましたが、巷間いわれている「歴女ブーム」が真実であれば、うら若き少女や分別ある淑女の方々に需要があるはずだと思い込んでやる気を出しているわけでございます。ただ、筆者の周りに「歴女」がたくさんいて、モテてモテて寝る間もないほどの多忙を極めているというような事実はございません。
 歴史を学んでもモテはしませんが、生きる知恵は手に入ります。皆様自身も歴史の中に生きているわけですし、歴史を省みて行動しています。「あのときはああだったから、今回はこうしよう」というのも、歴史を省みているともいえます。歴史を省みない人は、得てして同じ失敗を繰り返すものです。「歴史を忘れた民族に未来はない」とどこかの大統領も仰ってました。

 このコーナーでは、出来る限りわかりやすく、入門編という形で進めていこうと考えております。そうしてしまうと、歴史が苦手という方でも安心という反面、歴史に造詣が深いという方には物足りない内容になると思います。「わかりやすい」ということには、「わかりやすい」ということしかないのです。
 そこで、発展的な内容や詳細な内容については本編とは分けて、番外編としてお送りしたいと思います。読みとばしていただいても全体の流れを理解するには影響のないようにいたしますので、興味のある方だけご覧いただければ結構です。

 長くなりましたが、挨拶とオリエンテーションはこれで終わります。次回、本編でお会いしましょう。

なかむら ひろしのTwitter

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