カス野郎白書その2「自分だけベラベラ喋る」

文:なかむら ひろし

 「まだ俺のターンは終わっちゃいないぜ」と言わんばかりに、自分だけベラベラ喋る人間は、間違いなく距離を置くべきです。そんな奴の近くにいたら、ストレスにしかなりません。胃に穴が空く前にお別れしましょう。
 この手のタイプの人間は、常に会話の主導権が自分にないと正気を保てないので、強引に他人の話に割り込んでまで自分の話をします。どんなに盛り上がっていてもぶった切って自分の話に持っていく厚顔無恥っぷりには呆れてものも言えません。しかも、反応が悪いと不機嫌になり、非常に面倒くさい。無論、他人の話など聞いていないので、真剣に議論する価値など皆無。時間の無駄でしかありません。
 さらに、こういう人間は、自己評価が異常に高かったりするので、口を開けば出でくるのが、どうでもいい「自慢話」や「武勇伝」ばかりでストレスしかありません。「自分が一番面白い」「自分の言うことが絶対的に正しい」というゴミみたいな信念を曲げない頑固者なので、常に相手を見下しているような節さえ感じ取れることもしばしば。自分よりも目立つ人間がいると狂気じみた嫉妬心を抱き、影で悪口を言うのもこのタイプに多かったりする。本当に面白ければ、百歩譲ってよしとしましょう。しかし、大概は独りよがりの産業廃棄物。こんなものを面白がって聞いている連中は、同程度のバカなので、まとめてグッバイしてしまいましょう。
 こんなカス野郎の与太話を延々と聞かされるのは、もはや洗脳レベル。さっさと縁を切ってしまいましょう。君も昼ドラのように手元のコップの水をそいつの顔面にぶっかけて、すぐに撤収だ!

なかむら ひろしのTwitter

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