バカは自分に起きたことを全部自分のせいにする
カリスマブロガー()の「はあちゅう」っていう人が『貧乏人は自分に起きたことを全部人のせいにする』というタイトルの記事を投稿したことで、炎上しとるそうです。中身の方は、タイトルで散々煽っておきながら「安居酒屋でも割り勘にする貧乏男はノーセンキュー!金持ち以外は近づくんじゃねぇ!貧乏がうつる!」っちゅう話で、ただただけったくそ悪くなるだけの読む価値なしの産業廃棄物なわけですが。でも、こういう奴って実際にいるんだよな。ネガティブなことを言う人間と付き合うと良くないっていう妄言を信じてる奴。しっかし、こんな手垢のついたゴミ以下の自己啓発本みたいなことを書いてる奴が持てはやされてるなんて世も末だよ。日本テレビさんもこんな胡散臭い奴をコメンテーターで起用するから全然スッキリしないんだよ。
まぁこんなクソアマの悪口を書いたところで、炎上芸人にとっては痛くも痒くもないどころか、まんまと釣られやがってと思っているに違いないのでやめるとして、「他人のせいにすんな!」って理論はまんま強者の理論なんだよな。自分ができることは他人もできて当然、できないのは当人の努力不足ってやつ。自己責任論ですな。高所得者っていうのは、現在の社会システムに上手く順応できたというだけ。北朝鮮やシリアで生まれても同じことが言えるのかっていう話。まぁこういう奴は、北朝鮮でもシリアでも成功する奴は成功するとか、北朝鮮やシリアに生まれた奴が悪いとか言ってくるんだろうな。また、順応できない奴は自然淘汰されるんだよとか血も涙もないことを言うのだろう。
だいたい社会システムというものは、権力者が構築するものでしょ。そりゃあ自分たちの都合の良いシステムを構築しますわ。その社会システムの欠陥を指摘すると、「他人(社会)のせいにすんな!」って言う。権力者にとって非常に都合の良い言い訳になるわけだ。大衆がこんな妄言を信じているようじゃ、この国は支配しやすくてしょうがないだろうな。本来、権力者っていうのは、社会システムに順応できない人間にも生活しやすい仕組みを用意してあげるっていう責任があるんですよ。それなのに、こいつらは自分だけが良ければそれで良いという自己中っぷり。中世ヨーロッパなら首が飛んでまっせ。
逆に全部自分のせいにする奴っていうのを考えて欲しいんだけど、ウッディ大尉よろしく「自惚れるんじゃない!」って言いたくなりませんか?何かのプロジェクトに成功した時に「成功したのは全部自分のおかげ」って言う奴は論外としても、「失敗したのは自分のせいだ」とかのたまわれても「お前ひとりが中心じゃねぇよ!」って話。成功者が「他人のせいにすんな」って言ってるのを聞いてると、「成功したのは全部自分の才能と努力の賜物なんだ」って言われてるような気がしてしまう。成功というのは様々な要素が絡み合って出た結果であって、才能とか努力ってその要素のひとつでしかない。しかし、あたかもそれだけで成功という結果が出たと勘違いして思い上がるのってバカでしょ?そこにいろいろな人の助けがあったとしても、そんなものは眼中にない。まぁ恩知らずな連中ですわ。こういう奴と付き合った方が「闇の世界に引きずり込まれ」まっせ。
そこで提案したいのが、もっと「他人や社会のせいしろ!」っていうことです。一番のストレッサーは対人関係なのに、他人のせいにしてはいけないなんてことを実践してたら胃に穴が空くだけ。どんどん他人のせいにすべき。また、権力者に愚民となめられないためにもどんどん社会のせいにすべき。「他人のせいにするな!」って言ってる奴を見たらバカだと思って生活してみよう。