実況パワフルプロ野球’99開幕版
久々の更新。しばらくお休み頂いてました。だって忙しかったのだもの。
今回は、スポーツゲームをご紹介。野球ゲームって言ったら、真っ先に思い浮かぶ人も多いであろう、所謂『パワプロ』でございます。その中でも、私が最も長く遊んだのが『実況パワフルプロ野球’99開幕版』という作品。SFCで発売された初代パワプロは購入したのですが、それ以来となるパワプロ。ファンである中日ドラゴンズが好調だったこともあり、久々にやってみるかということになったのです。
近年のパワプロに比べると当然、打球パターンやアクションが限られてはいるものの、ゲームバランスは秀逸。特に守備に緊張感があって良い。ゴロを待って捕球してたんじゃ間に合わないなんてことも多く、打球や野手の守備力によっては、ミートした瞬間に打球をある程度判断して、方向キーを入れておかないと簡単に抜かれるなんてこともしばしば。こういうテクニックがものを言うというシステムは嫌いじゃないんです。
ピッチングに関しては、ストレートが強化されていて、ノビのある直球が来るようになっています。特に150キロを超える絶好調の投手のストレートは強力で、読んでいないとなかなか反応できません。球速の遅い変化球投手は扱いが難しくなりましたが、緩急を上手く使えば抑えることはできるので、より駆け引きが楽しめるようになったとも言えます。
バッティングは、相変わらず強振が強力なのですが、ミートでも芯に当たれば本塁打も出たり、ミートもまずまず使えます。特殊能力パワーヒッターとアベレージヒッターが強力すぎる、流すと打球が全然伸びないなど、難はありますが、全体的に投手が有利がなので、まだ許容範囲といったところでしょうか。
難があるといえば、COMがやたらと牽制球を投げてくるところです。「絶対に走んねぇよ!」って場面でもうんざりするほど牽制を入れてきたりするのにイライラさせられることも。また、モーションを盗んで盗塁する場合、投手が投球動作に入ったところでスタートしても遅いんですよ。投球ボタンを押したと同時ぐらいにスタートしないと最高のスタートが切れないので、牽制が来たら終わるっていうのもなかなか辛い。特殊能力の盗塁○があれば、盗塁予約でもウエストされない限りはバンバン走れるんですけどね。
あとは、足の遅い打者がライト前に強い打球を飛ばすと、結構な確率でライトゴロになったり、内野安打○のある俊足打者のセーフティバントが強力すぎたり、不具合も挙げれば結構あったりします。
今やパワプロシリーズの目玉と言えるサクセスも搭載。学生ではなく、社会人というのがなかなか渋い。パワフル物産・たんぽぽ製作所・猪狩コンツェルンの3社が選択できます。社会人野球ということで、猪狩以外は仕事をしながら練習や試合を行います。投手や単純に強い選手を作るなら猪狩でしょうが、守備コンバートやフォームチェンジが行えるたんぽぽが個人的に好きです。コンバートイベント時に登場する社長夫人は、当時の阪神監督夫人のパロディだったりします。若い方は全然わからないかもしれませんが。
あと、サクセス名物の彼女なのですが、これがトンデモばかり。凛ちゃんが嫌いすぎてマネージャーにもしたくないレベル。つーか、誕生日やクリスマスが来るたびに彼女がいないとやる気を失くす主人公こそ、どうなんだって話です。
サクセスでもうひとつ、冥球島編っていうのがあるのが99の大きな特徴。こちらはひたすら試合だけを行っていきます。進めるごとに強豪チームと対戦することになるのですが、勝ったチームから選手を仲間にすることが可能というジャンプ漫画のような熱い展開に。クリアするとそのときのチームをアレンジチームとして登録することができます。一度負けるとゲームオーバーでコンティニューができないという高難易度ですが・・・
あと、どうでもいい(?)ところで言うと、ロード中に投手の投げるボールを打ち返すミニゲームで遊べたり、98年と99年前半の公式戦記録(しかも細かい!)が閲覧できたります。どこに容量使っとんじゃ!って感じですが、今見てみると非常に懐かしい面子に感動しました。
最後に、個人的に一番楽しませたもらったのがドラマティックペナント。収録されていない選手をサクセスで作って、現実のペナントレースを再現するのが好きでした。横浜が強すぎて、自動でペナントを回すとほとんど優勝してしまうので、そこらへんを調整するのが難しかったのがいい思い出です。2000年の戦力にアップデートしたりもしたっけかな。外国人や珍しい苗字はともかく、メチャクチャ一般的な苗字なのに音声が用意されてなかったりして、若干変な感じになりましたが。